私がオランダを選んだ理由
- yusuketsuyama0
- 2月15日
- 読了時間: 4分
更新日:4月11日

オランダのワーキングホリデーは、毎年4月1日に始まり、年間先着200人と決まっています。2020年から始まり、年々人気となり昨年は4月の2週目には200人に達し、募集がすぐに締め切られるました。
そんな人気が高まってきたオランダを私がワーホリで選んだ理由は、大きく3つあります。1つ目は、ヨーロッパを拠点にさまざまな国を訪れたいと考えたからです。2つ目は、オランダ人のほとんどが英語をほぼ完璧に話せること、そして3つ目は、親友がオランダに留学していたことも理由のひとつになりました。
【ヨーロッパ旅行を満喫できる環境】
ヨーロッパを拠点にして旅行を楽しめる点は、オランダでのワーキングホリデーを選ぶ大きな魅力だと思います。私自身、この1年で5つの国を訪れました。私はオランダでビザを切り替えてあと数年は住むつもりだったため、各国をゆっくりと周りましたが、1年間で10カ国以上訪れていた方も多くいます。
オランダはベルギーやドイツ、フランスといった周辺の国に電車やバスで2-3時間で気軽にアクセスでき、非常に旅行しやすい環境です。
国境を超えると、街の景色ががらりと変わるのも魅力の1つで、短い距離でも本格的な海外旅行を体験できるのはヨーロッパ特有の楽しみ方です。
【英語が通じる安心感】
ヨーロッパにはワーキングホリデーができる国が他にも多くありますが、現地の言語が主に使われていることが一般的です。英語が第一言語の国でワーホリが出来る国は、イギリスとアイルランドがありますが、陸続きのヨーロッパの大陸にはワーホリが出来る英語圏の国はありません。
その中でオランダの第一言語もオランダ語ですが、オランダ人は他のヨーロッパ諸国と比べて、英語をネイティブレベルで話せる方が多いのが特徴です。実際にオランダは、非英語圏の国の中で英語の能力が最も高い国としても知られています。
ヨーロッパの人は英語を使いたがらないという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
それは、例えばフランスやイタリアでは英語を話せる方はたくさんいますが、その多くがネイティブレベル程ではありません。つまり、自国語の第一言語よりも英語のレベルがどうしても落ちてしまい、脳みそをフル回転させなければなりません。したがって、英語を無理に使いたがらないのはごく自然なことなのです。
一方、オランダでは、さまざまな国籍の方が住んでいる環境や、教育水準の高さ、さらにオランダ語と英語で発音が似ている単語が多いことも影響して、ほとんどの方が英語を難なく話せます。特にアムステルダムやロッテルダムといった大都市では、普段から外国人と接する機会が多いため、英語を自然に使っています。
レストランでは店員の方が私がアジア人だと分かると、一言目から英語で話してくれることも多く、「オランダ語か英語、どちらで話せばいいですか?」と丁寧に尋ねてくれることも珍しくありません。
実際に、オランダに留学していた親友も「英語だけでも十分に生活できる」と話していたことが、私がオランダを選んだ大きな理由の1つです。
【公共交通機関の利便性】
オランダに来て感じたのは、公共交通機関の充実さです。大都市周辺では電車、地下鉄、トラム、バスの路線が発達しており、ヨーロッパでもトップクラスの利便性を誇っています。
また、フランスやドイツなどの近隣諸国では、電車やバスが10〜20分遅れることや、突然のキャンセルが頻繁に発生することがあります。これに慣れていない日本人にとって、こうした遅延はストレスに感じることが多いはずです。しかし、オランダでは遅延やキャンセルが比較的少ないため、移動がスムーズです。もちろん、日本のように常に時間通りとはいきませんが、ストレスフリーな移動環境だと感じました。
【歴史的な街並みの美しさ】
オランダの街並みは、日本で例えると京都のように景観保護が進んでおり、アムステルダムやユトレヒトなどの都市部でも歴史的な景観がしっかりと守られていて、伝統的なヨーロッパの街並みが多い国です。
アムステルダムは特に、街中に川が張り巡らされており、東京や大阪のように大きな都市ではないものの、穏やかで心地よく、安心感のあるとても魅力的な街です。
※都市の中ではロッテルダムが近代建築の街で、未来都市のような街並みをしています。これは第二次世界大戦での被害を受けて、戦後の復興では新しい街づくりに重点が置かれたからです。
【最後に】
これからヨーロッパでのワーキングホリデーを検討している方には、英語の通じる環境や周辺の国への旅行のしやすさ、そして美しい街並みなどから、オランダは非常に魅力的な選択肢だと自信を持って言える国です。
年間先着200人しか行くことはできませんが、是非候補に入れてみてもいいかと思います!
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